一輪の花の授業

8月26日(月) 今日は特別授業「一輪の花の授業」が行われました。講師は公益財団法人岡田茂吉美術文化財団(MOA美術館)認定美術文化インストラクター 菊池由美子先生。加えて6名の先生方がアシスタントとしてお見えになり、授業を行ってくださいました。

 この授業のテーマは、「花を活けることを通して『良いとこ見つけ』をしよう」ということで、花の美しさを味わい、作品の良さや面白さを感じ取り、他者の作品の良さも見出しながら、楽しく互いの信頼関係を養うことと、生きている花を通して、生命を大切にする心を育てるというもの。

 

 最初に先生から、どのように進めるのか、実演を交えて説明頂きました。花の観賞のしかた、花器(空き缶にきれいな紙を貼った簡易なもの)に活ける方法。さらに作品の鑑賞の仕方等々です。 

 生徒は一人一人思い思いに好きな花を選び、、まずはその花の観賞。その際気をつけることは「ゆっくりゆっくり」「難しく考えずに」「良いな~を心から味わう」ことが大切とか。
  続いて、その花の良さ(色が綺麗、花が沢山ある等)を見せるようにして、サッと切ってスッと活ける。

机上をかたずけ、自分の作品が完成しているかもう一度チェック。その後、班の人とその花や作品の長所、綺麗な所をお互いに発表しあう。(もちろん他の人の花や作品も) 

 中には、真上から見た時、一枚一枚葉っぱが綺麗に見えるように丁寧に工夫して仕上げた人もいました。

 ここまで、進むとみんな笑顔。先生にもセンスが良い、とてもユニーク、上手な活け方などと褒められるようになり、ますます笑顔が教室中にあふれました。花の力ってすごいですね。

 

 やる前とやった後の気持ちの変化がわかるように工夫された感想用紙に記入。感想も最初はそんなに乗り気でなかった人たちもみんな「楽しかった」とか「活け花やべー」等と初めての経験に満足した様子でした。 

 先生から最後に、毎日お水を取り替えてやることと、お花に声をかけてあげること等、長持ちさせるためのコツを伝授されました。

 また、本日の先生方はラグビーワールドカップについて釜石の街を応援しているということで皆で集合写真を撮影し、最後に佐々木翼生徒会副会長からのお礼の言葉で楽しい授業を終えました。

 先生方、本当にありがとうございました。また皆さんお疲れ様でした。感謝です!!!