教職は幸せな仕事

2月25日(月) 人はどんな時、幸せを感じるのでしょう?

 私は「自分が誰かのために役立っている」または「自分が成長できる環境にいる」と感じる時ではないかと思います。

 その点で、学校で働く教職員は実にそういう機会に恵まれていると思うのです。

 

 組織の目的には2つあると言われます。

 1つは「顧客満足」・・・お客様に商品・サービスを提供して喜んでもらうことです。学校の場合はもちろん教育サービスの提供。「顧客」はもちろん生徒であり、その成長を願う保護者です。

 2つ目は「従業員満足」・・・学校の場合、先生方や事務職を含めてそこで働く人々が自ら成長していると感じ、物心両面で満足感を持つことです。

 

 ピータードラッカーに次のような言葉があるといいます。

「人の成長のために働かない限り、自ら成長することはない」

 学校は生徒たちの成長そのものが目的の組織ですし、先生方は生徒個々の学力をはじめ、学級経営というように生徒の成長する土壌、環境を作り、生徒がお互いに協力することや支え合うことで自ら成長する場をマネジメントします。まさに生徒の成長のために働いています。

 また、管理職や学校事務職は、学校組織全般の維持発展とそこで働く先生方を対象とした「自ら成長できる土壌・環境」の整備を図り、物心両面の満足を実現するため働いています。

 

 このように学校という職場は「人の成長」そのものが目的ですから、それによって自己の成長も実現できる多くの機会に恵まれ、それだけ「幸せ」を感じることができる職業であるのかもしれません。

 改めて、全ての人との出逢いに感謝しつつ、さらに生徒たちの成長のためにスクラムを組んで頑張っていきたいと思います。

 ありがとうございます。