10月18日(木) 先日、九州の佐賀星生学園に見学に行って学んできたことをこのブログで紹介しました。今日はその関連で、「解決志向ブリーフセラピー」ということについて、少しだけ紹介します。
まず、「ブリーフセラピー」を直訳すれば「ブリーフ」は「短期」、「セラピー」は「療法」で、合わせて「短期に効果が上がる援助方法」ということになります。
解決志向ブリーフセラピーは1980年代後半からアメリカで提唱され、「問題よりも人々のもつ肯定的な側面に焦点を当て、そうなりたい自分(解決の姿)を実現させていくもの」として、困難や障害を抱えている人や子どもに対しても、健康でよりよくなりたい人にも、さらに集団や組織に対しても用いることができるという優れものだということです。、
解決志向ブリーフセラピーでは、解決にあたって、問題にではなく、可能性のあるところ、少しでも変わりうるところに焦点をあてることを重視し、対象の人々や子どもたちがもっているリソース(資源)、強みを見出し、本人が望んでいる未来について話し合い、本人が内外にもっているものを利用して、その未来を実現できるように支援するもので、「希望のカウンセリング」とか「やる気(モチベーション)促進の面接法」と呼ばれたりします。
(以上、『ワークシートブリーフセラピー』(黒沢幸子編著)ほんの森出版参照)
佐賀星生学園ではこの「解決志向アプローチ」を教育の中心理念とし、素晴らしい学校づくりをしています。
本校もこれより(特にも来年度から)この理念を取り入れ、学校改革に取り組もうと考えています。なので、今日はあえてこの話題について取り上げました。より具体的な内容や考え方はこれからの勉強になりますが、期待、応援していただければと思います。
とりあえず、来週の月曜日、生徒支援ミーティングにて解決志向教育について、講師を招き研修会を開く予定になっています。
長くなってしまいました。読んでいただき、ありがとうございました。