津波バイオリンコンサート!!

8月23日(木) 今日は今年一番の猛暑日!屋外では36度を超える暑さを記録しています。

 そんな中、今日は待ちに待った「津波バイオリンコンサート」が行われました。当初は、本校情報処理室を予定していましたが、今日演奏していただく絵美夏さんはバイオリンの他にもアルパというハープの種類の楽器の演奏もしてくださるということで、急遽学校から歩いてもすぐの矢次公民館をお借りして実施することにしました。

 最初に、「千の音色でつなぐ絆」プロジェクト会長である本校又川理事長さんから、津波バイオリンのできるまでと、今までに皇太子殿下をはじめ錚々(そうそう)たる方々によって、現在まで総勢で601人の奏者によって演奏されてきたことが紹介されました。

 次に、本日の演奏者ヴァイオリニスト、アルピスタ(ラテンハープ)、シンガーである絵美夏さんが登場。絵美夏さんは津波バイオリンの50番目位の奏者で、紫波町出身盛岡在住の方です。

 津波バイオリンでは今日は2曲弾いていただきました。最初の曲は「パイレーツ オブ カリビアン」、続いて「情熱大陸」のテーマソングで、どちらも生徒たちも聴いたことがある曲でとても楽しんでいました。


 続いて、南米で生まれたハープ=アルパの演奏を披露してくださいました。演奏の前に絵美夏さんは自身の青春時代の(今も青春かも!)苦悩から自己表現手段として音楽を選んだことなどを生徒たちに語ってくださいました。そこから努力しているのですね。

 最初の曲は500年前アイスランドで目の不自由なハーピストが作曲したという優しい曲を弾いて下さいました。アルパというハープの音色を生まれて初めて聴いた人も多く(私もそうでした!)、その37本の弦から奏でる音楽の美しさ、奥深さに魅了されたようでした。他に別の楽器が伴奏をしているのかと思うほど、音域が広くバラエティに富んでいるのです。

 2曲目は、ジブリ「千と千尋の神隠し」からの曲でした。歌も入り、絵美夏さんの澄んだ歌声はアルパの旋律にぴったり合っているような気がしました。そして3曲目は、「コーヒールンバ」というベネズエラの曲。これもとても素敵な曲でした。この後、ラテン音楽の基本である2拍子と3拍子の組み合わせをみんなで体験し、最後の曲は機関車をイメージさせる楽しい曲でした。


 アンコールには「花みずき」という曲を演奏していただきました。その後花束贈呈と生徒代表から謝辞、感謝の拍手で演奏会は盛会裏に終了しました。盛岡タイムスさんが取材に来て下さり、生徒たちは終わった後もアルパについて色々と質問して楽しい時間を過ごしていました。

 又川理事長さん、絵美夏さん、本当にありがとうございました。