知・仁・勇

6月25日(月) 今朝の1年生のホームルーム。『三分間のこころざし』の書写題材は

 子曰(い)わく、「知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼(おそ)れず」という言葉でした。

 『論語』の一節であり、「知のある者は迷うことがなく、愛の心がある者は不安になることがなく、勇気のある者は恐れることはない」という解説文を生徒の一人が読んでくれた。

 ここで、生徒たちにクイズを出した。「この知・仁・勇の大切さを教えてくれる有名な昔話がありますが、何のお話かわかりますか?」と。残念ながら正解者はいなかったものの、「答えは桃太郎」と言うと、「あぁ」と言って興味深い様子。続いて黒板に「知」「仁」「勇」と板書し、「それぞれ桃太郎のお供をする動物が対応しますが何だと思いますか」と聞くと、少し考えて、それぞれ「猿」「犬」「雉」と正解してくれた。そして、「な~るほど」と納得した様子で、「人間には知恵と誠実さと勇気が必要なのですね」とまとめてくれた生徒がいました。

 生徒が素直であればあるほど、こうした先人の教えはぐんぐん吸収されて、成長の糧になっていくに違いありません。

 私たち教師こそ頑張らなければと思う朝でした。