相談は成長の証し

6月21日(木) 今日は夏至。昼休み、とても嬉しいことがありました。今日はカウンセラーさんの来校日で、1年生の男子生徒が予約していましたが、そこに担任の先生にも同席してほしいと生徒の希望がありました。そこでの話です。

 「自分は小学校のときに不登校になったけれど、みなさんに支えられて中学校の時はほぼ学校にいけるようになってきた。でも、まだまだ不安があった。高校(本校)に入学以来、今は学校が楽しく、無欠席(皆勤)を続けているが、そろそろ疲れがでてくるかもしれない。今後、長期にわたって休むことになってしまわないように、リフレッシュのため、欠席するかもしれない。その点を担任にも理解しておいてほしい」という相談でした。

 回答は無論、「了解」です。けれどその前にこの生徒の大きな成長を褒めました。自分の体調や心の状態を客観的に判断し、前もって相談できるまで成長してきたこと。さらに、毎日、普通電車であれば1時間かかるところを40分で来れるように快速電車を利用し、放課後も上級生とバスケットを楽しみ、勉強もとても前向きに頑張っていること。精神的な成長ばかりでなく、体力的にも確実に成長していることなどを話して聞かせました。

 何よりこうして相談できることが、自律への一歩であり、成長している証しでもあるからです。

 カウンセラーの先生も目を細めながらにこやかにそばで見守ってくださり、担任が退室したあともその生徒のカウンセリングを行い、さらなる理解を深めてくださいました。

 夏至の日に嬉しき相談みな笑顔 でした。感謝です。